複合機のインターネットFAX機能は、クラウド型のインターネットFAXとは違います。

まったくの別ものです。

複合機のインターネットFAX機能を使っても、外出先でFAXの送受信はできません。

インターネットFAX機能というと、外出先でもスマホを使ってFAXの送受信ができる機能を期待するかもしれませんが、それはできません。

誤解していませんか？クラウド型とは真逆です。

インターネットFAXという言葉は共通なんですが、内容がまったく違うんです。

真逆だと言ってもいいほどに違います。

FAX機を不要にするのではなく、パソコンとスマホを不要にします。

クラウド型のインターネットFAXはFAX機を不要にします。

FAX機がなくてもFAXの送受信ができるようになります。

でも、複合機のインターネットFAX機能は、パソコンとスマホを不要にします。

パソコンとスマホがなくても、メールの送受信ができるようになる機能なんです。

詳しくはこのあとお話します。

外出先では受信したFAXすら確認できません。

スマホも不要にしてしまうので、外出先でFAXを送受信するということはもちろんできません。

複合機には、受信したFAXをメールに転送してくれる「ファックス転送」機能もついています。

その機能を使うと、外出先で受信したFAXの内容を確認することが可能です。

でも、インターネットFAX機能の場合は、そういったこともできません。

FAXしか操作できない人のための機能です。

実のところ、複合機のインターネットFAX機能というのは、パソコンやメールに慣れていなくて、FAXの操作しかできないという人向けの機能なんです。

複合機をインターネット回線につないで、メールの送受信もできるようにするんです。

複合機がパソコンみたいにメールアドレスを持ちます。

メールを送受信するためにはメールアドレスが必要になります。

なので、インターネットFAX機能を使うと、複合機にメールアドレスを持たせることになります。

複合機がFAX番号の他にメールアドレスも持つことになるんです。

FAXを送信するかのようにメールを送れます。

そうすると、パソコンでメールを送れない人でも、複合機でFAXを送信するかのように、相手にメールを送れるようになります。

FAX番号の代わりにメールアドレスを入力して、送信ボタン。

FAXを送信するときは、宛先にFAX番号を入力しますが、メールを送るときはメールアドレスを入力します。

そして、送信したい原稿をセットして、FAX送信ボタンを押せば完了です。

原稿がスキャンされて、メールにデータが添付されて相手に届きます。

受信したメールはFAXみたいに紙に印刷されます。

もちろん、メールの受信もできます。

メールを受信すると、まるでFAXを受信したかのように動きます。

メールの内容が紙に印刷されてでてくるんですね。

PDFなどのデータが添付されていれば、それも紙に印刷されてでてきます。

まとめ

というわけで、複合機のインターネットFAX機能と、クラウド型インターネットFAXは別ものだというお話をしました。

インターネットFAXという言葉が一緒なので、同じようなことができるようになるんじゃないかと期待するかもしれませんが、全然違います。

複合機のインターネットFAX機能は、パソコンとスマホを扱うことができない人向けの機能なんですね。

関連記事：複合機のインターネットFAX機能では、FAX番号宛に送信できない？
関連記事：インターネットFAXサービス徹底比較

投稿者プロフィール

山下直継ライター

モノゴトを効率的にしていくことに喜びを覚えるミニマリスト。仕事に必要なものから、日々の生活に関わるものまで、なるべく持ち物は少なくするのが信条です。毎日同じような服を着て仕事をしています。

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