インターネットFAXは、送信エラーが起こりやすい?
インターネットFAXって、従来のFAXに比べて送信エラーが起こりやすいんでしょうか?
実用性は十分にあるけれども、エラーが起こりやすいのは事実?
結論から言うと、従来のFAXに比べると、送信エラーは起こりやすいかもしれません。
でも、十分に実用性には耐えうるレベルだと思います。
そうでなければ、インターネットFAXというサービスが成り立ちませんからね。
FAXの品質が保証されているのはアナログ回線だけです。
従来のFAXと言っていますが、もっと詳しく言うと、銅線を使ったアナログ回線を使ったFAXのことです。
実は、FAXの品質が保証されているのは、アナログ回線を使ったFAXのやりとりだけなんです。
インターネットFAXでは光回線が使われている?
インターネットFAXでは、FAXの送信に光回線が使われていることが多いと思います。
というのも、インターネットFAXではFAXの送信料が全国一律です。
1枚あたり10円とかそいういう感じですね。
それに対して、アナログ回線は、送信先によって料金が変わってきます。
そして、光回線では、送信先がどこであろうが、料金は一律です。
おそらく、インターネットFAXでは光回線が使われているはずです。
ひかり電話や050ビジネスダイヤルも光回線が使われます。
光回線を使ったサービスには、ひかり電話や050ビジネスダイヤルなどがあります。
光回線を電話回線やFAX回線として使えるサービスですね。
ひかり電話などはかなり普及してきているのではないでしょうか?
あなたのところはどうでしょうか?
ひかり電話からのFAX送信はエラーが起こりやすい?
ひかり電話を使ったFAXには、こういった注意書きがされています。
FAXはG3モードのみご利用いただけます。
※G4モードなどのディジタル通信モードではご利用いただけません。
※スーパーG3モードの場合、通信環境によりご利用いただけない場合があります。
※G3モードでご利用であっても、通信相手がISDN回線をご利用の場合、通信相手側のターミナルアダプタなどの設定によっては、ひかり電話からのFAX送信ができない場合があります。参考:https://flets.com/hikaridenwa/use/
FAXの通信方法には3つの規格があります。
通信スピードや画質の違いがあるのですが、「G3」「スーパーG3」「G4」の3種類があります。
ひかり電話の場合は、この3つのうち、G3規格での通信しか使えませんよということなんですね。
そして、場合によってはG3モードであっても通信できない場合がありますと書かれています。
つまりは、エラーが起きる可能性があるということですね。
これが、アナログ回線と、光回線の違いです。
インターネットFAXの場合も同じことが言えると思います。
参考:「G3」「スーパーG3」「G4」とは?【FAX通信規格】
eFAXの場合は、違う理由で送信エラーが起こりやすくなります。
インターネットFAXサービスのひとつにeFAXがあります。
eFAXの場合、送信エラーが起こりやすくなる原因がもうひとつあります。
実は、eFAXではFAX送信がアメリカから行われます。
アメリカのロサンゼルスから日本に向けてFAXが送信されるんですね。
国際FAXになります。
そうなると、通信に時間もかかるし、FAXの通信ルートが複雑になり、エラーが起こりやすくなることがあります。
参考:eFAXでFAX送信するときに、国番号が必要になるのはなぜ?
アナログ回線に比べるとエラーは起こりやすいけど、実用性にはそれほど問題なし?
インターネットFAXは、アナログ回線を使ったFAX送信に比べてエラーが起こりやすいかどうかについてお話しました。
たしかに、エラーは起こりやすくなるようです。
その理由は、光回線を使っているからです。
でも、だからといって、実用性に欠けるわけではありません。
NTTコミュニケーションズだって、BizFAXというインターネットFAXサービスを運営しています。
実用性があるからなのではないでしょうか。
投稿者プロフィール
- モノゴトを効率的にしていくことに喜びを覚えるミニマリスト。仕事に必要なものから、日々の生活に関わるものまで、なるべく持ち物は少なくするのが信条です。毎日同じような服を着て仕事をしています。
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